1)フキノトウは、洗って汚れを落とし、まずざっと湯がきます。
2)湯は黄色に染まります。ここで、フキノトウを取り出し、冷水に浸し、アクを流します。
3)こうして下ごしらえをしたフキノトウに、醤油、日本酒、みりん、砂糖、そして効果抜群の梅干を入れて、弱火で煮込みます。
梅干が、苦味を柔らかく抑えて、フキノトウの香り、うまみを馴染ませてくれます。
私は、40個ほどフキノトウを摘んできたので、梅干は2個入れました。
砂糖、醤油は、好みの加減ですが、醤油は薄めにして、フキノトウを幾つも食べられるくらいの味加減にするとよいと思います。佃煮のようになっては、1回にわずかしか食べられませんから。
4)汁気が適当に少なくなったところで、できあがり。(写真2枚目)
宿で出たものは、汁気がひたひたに残っていました。我が家で試しに作ったものは、汁気がほとんどなくなるまで、煮詰めてみました。
お酒の肴にも、そしてご飯にも、相性抜群!
一つ頬張ると、口の中が早春の強い香りに満たされ、ほんのりと残る苦味が、やわらかい甘みに包まれて、これまた春の味を感じさせてくれます。
梅干はまったくの隠し味で、酸味はフキノトウの苦味の抑え役になってくれているのでしょう。
その梅干を1個食べてみたら、うっすらと甘煮の味が浸み込み、酸味は丸く穏やかに変じて、これもおいしい一口でした。
(写真3枚目は、丹沢の早春のフキノトウ)
http://trace.kinokoyama.net/
いいことを教えてもらいました。以前味噌和えにして食べましたが、こんなに丁寧にしませんでした。今度はこのレシピで料理します。
お昼休みにお返事です。
いっぺんに10個食べても、塩分とりすぎにならないくらいの、少なめの醤油の加減が決め手です。
梅干の酸味が、フキノトウをこんなにまろやかな味にしてくれるのかと、驚きます。
そして、こんなにたくさんフキノトウを食べる方法があったのかと、私も感激しました。
天ぷらもいくつもいけますが、油を吸うカロリーと衣が吸う塩分問題がありますからね。
それから、巷では、フキノトウというとまだつぼみのものがいいなどと言われますが、これも気にしないといいですよ。開きはじめたものの方が天ぷらはうまいし、この「梅干いり甘煮」の場合も開きだしたもので存分においしいですから。
ふきのとうというと砂糖味噌か天ぷらしか知りませんでした。梅干の甘煮、おいしそう。やってみます
>梅干の甘煮、おいしそう。やってみます
ぜひ、作ってみてください。この食べ方は、新鮮なものをその日のうちにで、冷蔵庫でせいぜい数日しか、日持ちしません。保存はできず、1,2日で食べ切れる分を摘んできて、香りのかたまりをぺろりと食べ切る。
まあ、フキノトウは5月まで雪が残るかぎりずっと出てきますから、長く楽しめますね。
ところで、sakusakuさんは、wakaさんの会なのですね。ベテランでタフな良きリーダーに恵まれて、いいですね。私も年代だけはwakaさんとほぼ同じ?です。一度だけお会いした山の会のみなさんは、奥ゆかしそうで、山が根っから好きという感じで、チームワークもよく、いい感じでした。うちのカミさんも、みなさんに好印象をもったようでしたよ。
sakusakuさんも、自然に包まれながら、ゆっくり体調を回復されてください。
ちょっとちょっと、お待ちください。
先日までキノコの話でしたね
セリ、フキノトウの話ですか?
冬はどうしたんでしょうかね?
当地では、4月の話です、まだまだ、月の輪熊の冬篭り状態です。
存分に、お楽しみなさってください。
私の、同じような記事は、3ヶ月遅れでしょう。
いつも楽しい記事、ありがとうございます。 riki
>セリ、フキノトウの話ですか?
冬はどうしたんでしょうかね?
当地では、4月の話です、まだまだ、月の輪熊の冬篭り状態です。
フキノトウは、多摩地方で一番、早く見つかるところでは、多摩川の立川側の段丘下。お正月のうちに生えだすこともあります。
セリは、湧き水がある場所ならば、新芽は年末でも見られますよ。
ほかに、いまの時期だと、ワサビ、ノビルなど越年もの。そして、野草ではナズナやハコベかな。
根雪がない、ほとんど雪が見られない地方ならではですね。
でも、私も、雪国の雪解けの季節の芽生えは、春らしくて一番好きです。
はい。wakaさんの会に所属しています。山に復帰後どこかで見かけたら声掛けてください。
フキノトウ・・・白神では、バッケと呼んでいます。3月の末になると道のいたるところに生えてきますがね誰も見向きもしません。でも都会の人たちが食べるので専門にとって歩いている人がいます。
>3月の末になると道のいたるところに生えてきますがね誰も見向きもしません。
出てくるフキノトウが多すぎて、しかも雪解けがすすむにしたがって、あとから、あとから、・・・だからでしょうかね。
郷里の母親とは、残雪がある場所で、よく摘みました。平地のものとは、ひと味ちがうんだ、ということでした。
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