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2012年05月05日 22:03自然を食べる全体に公開

初かつおには、初物のミョウガタケ。(+北ア白馬岳遭難問題も)

 今年もミョウガ(茗荷)の若芽の、ミョウガタケの旬を迎え、
初物の香りを楽しんでいます。
 昨晩は、生きのいいカツオが今季初めて手に入り、カツオの
たたき、を作りました。

 カツオには生姜を刻んでふりかけ、その上にミョウガタケを
たっぷりと載せて、ポン酢で食べました。
 自然の食べ物は、元気をもらえたような気がします。

 今晩は、豆腐に刻んだミョウガタケをふりかけて、醤油をかけ
て夕ご飯の一品に。

 ミョウガは、1m四方ほどの小さな一角に、他の作物と混じり
あって年を重ねています。この時期は、ミョウガタケの生え出す
ペースが早く、2人家族では食べきれないくらい伸びてきます。
 天ぷらもまたうまい。

 お盆過ぎからは、ミョウガ(茗荷の花)が、また楽しめます。

 さて話題は一転しますが。
 今度の連休は、後半に天候が大きく崩れ、大きな遭難が起きて
しまいました。
 GWとしては久しぶりの大きな遭難です。
 海水温が高く、気候・気象の変化が激烈化していることが背景
にあると思います。
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-16197

 同時に、そういう変化や、低体温症の独特の進行と怖さなどが
警告されてきているなかで、初歩的な事故が繰り返されているこ
とが、重要な点だと感じています。
 登山者のなかに、新しい危険や認識にたいして、きわめて鈍感
な一群が生まれていることを感じさせられています。

 今夕までの報道が一般的に背景として伝えている中高年登山者
問題に、原因があるわけではありません。若い人でも新しい事態
に鈍感であれば、同じことが起こりうると思います。
 ただ中高年の場合、集団に依存した独立性のない登山形態で、
厳しい現実に対応できない場面に立ってしまっているケースが
しばしばある。トムラウシの事故と共通性があります。

 むしろこの面の方が、若い登山者との違いと思います。
 いまの若い登山者は、山では群れないし、他者にも判断を任せ
たりしない。臆病な面が危険察知の点でいい意味で出ています。
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コメント

RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
こんばんは。
ミョウガにカツオ美味しそうですね。
写真見ただけでも涎が出てきます。
天ぷらも格別ですね。
2012/5/6 0:02
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
こんばんわ。茗荷って根元の実?だけを食べるものと
思ってました。話変わって、北ア遭難おっしゃる通りですね。あれだけ「低体温症」騒がれても学習能力が低いのか?
それとも団体になると油断するのか?明かに単独行の方や
山ガールや山ボーイの方が山に対して謙虚かもしれませんね。
2012/5/6 0:59
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
お早うございます、ミョウガダケ初めて知りました、
ダケとつくという事はタケノコみたいに成長が早くて、
本当に旬しか食べる時期がないみたいですね、
やはりミョウガと同じで香りですか、羨ましい限りですね、

写真で見ても若々しらが出ていますよ、
これが成長して一般に売られるミョウガになるんですね、

遭難事故の件は昔に比べていくら登りやすく便利になったとはいえ
やはり北アですよ、今の時期は一旦天候が崩れれば、
冬山と変わりありませんよ、

凍死は注意して装備もしっかりして
各自気をつければ防げたはずだと思います、

亡くなった人には気の毒ですが、
いつかはどこかで事故を起こす人達だと思いました、
2012/5/6 5:51
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
おはようございます。
>亡くなった人には気の毒ですが、
いつかはどこかで事故を起こす人達だと思いました

車の運転に当てはめると同じですね。大きな事故は、ないものの、車体のあちらこちらにへこみや傷があったり
言い方が悪いかもしれませんが、「こいつの運転って危なそう」とか感じることあります。山でも同じかもしれませんね。
ミョウガの茎食べてみたいですね。どんな味なんでしょうね
2012/5/6 7:23
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
 K_guminさんへ。

 そうなんです。まだ背丈が15センチくらいの伸びかけのを
天ぷらにすると、味がしっかりしているだけに、個性的な春の
天ぷらになります。
 機会があったら、ぜひ。
2012/5/6 7:57
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
 miccyan さんへ。

>あれだけ「低体温症」騒がれても学習能力が低いのか?
それとも団体になると油断するのか?明かに単独行の方や
山ガールや山ボーイの方が山に対して謙虚かもしれませんね。

 3年前にトムラウシ遭難があったとき、マスコミは「疲労凍
死」 という、時代遅れの間違った認識で、事故翌日の第一報を
おこないました。
 遭難の救助と並行して、事故翌日に、私は、この認識をただす
日記をアップしています。
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-3691
トムラウシ山遭難事故。低体温症と、ツアー登山。2つの問題

 原因調査チームに、専門の医師が加わるなどの中で、「低
体温症」という真の原因が明記され、登山者のなかにその独特の
怖さが認識されていきました。

 miccyanさんもご存じのとおり、トムラウシ遭難での認識(登
山者と社会の)の進展は、非常に深刻で大事な出来事でした。

 ただ、私の次の日記にあるように、低体温症にたいする認識、
その独特の怖さについては、ベテランの登山者といえども、そ
れが共通認識になるまでには、なかなか大変はことだったので
す。
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-5521
トムラウシ山遭難事故。山岳ガイド協会の中間報告書にみる「低
体温症」の実際

 今度の事故は、このことを認識しなかったリーダーや集団の
もとで、よりわかりやすい条件と装備のもとで再発したように
感じています。
 どんな職業であれ、登山経験であれ、自然に生身の人間がたち
むかう以上は、身を守る認識と装備は、バージョンアップされた
ものでないといけないし、そのための個々人の努力がいります。

 手袋もしてなかったという目撃者の証言がありますが、権限あ
るリーダーも指定しないパーティーだったのかな、と思います。
 現場は、6年前の秋に、足の揃ったパーティーが、山小屋
へ20分ほどの位置で、突然、行動不能となり、4人が亡くなっ
た遭難した場所に近い。
 稜線に出ると風が猛烈な一帯(風衝地形)です。

 報道で雪洞も掘らずにとありますが、春山では道具なしにどんな
穴も掘れません。基本的な防寒装備のないパーティーがスコップ
を持つはずもない。
2012/5/6 7:57
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
 naiden46 さんへ。

 ミョウガタケは、ミョウガという植物の本体の若芽に相当する
ところ。そのミョウガが背丈60センチくらいに育った夏の終わ
りに、地面近くに咲かせる花の蕾がミョウガです。
 いま店に出ているミョウガは、温室栽培ものなどです。

>凍死は注意して装備もしっかりして
各自気をつければ防げたはずだと思います、

 低体温症の独特の進行過程の一つに、これはトムラウシのとき
の日記に書いたことですが、寒さの感覚が失われたり、短い時間
のうちに思考や判断力が失われるということがあります。
 それはパーティーの全員に一気に発症するわけではありません
が、1人歩けなくなると、同じ条件にあるパーティーの大多数
に、比較的短い時間のうちに広がります。

 その結果、ほとんどなんの手も講じられず、装備を持っていて
も適宜に使うこともできずに、同じ場所に全員が倒れる結果に
なる。

 「凍死」には違いありませんが、当人が「疲労」してなくとも
判断停止や運動の困難が次第に全員に広がる。「低体温」に陥る
ことの、特別の怖さがここにあります。

 1989年10月に起こった立山の遭難と、今度の事故も、
よく似ています。倒れ方まで。
 集団で登る場合は、リーダーの力量、グレードアップされた
知識や経験は非常に重要です。
2012/5/6 7:57
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
 これは、私の直感的な予想ですが、今度のパーティー
の、余りにも不足しすぎている装備は、足並みを合わせる
という目的から来ているように思います。

 みなに迷惑をかけたくない、みんなからピッチで遅れを
とったら恥ずかしい・・・、などなど。

 登山口でも、お互いに、あれも置いて行こう、これは
持たなくていいな、なんてやりとりがあったのかもしれ
ません。

 山と向き合うべきときに、身内と向き合い、装備の水準
を下げてしまったとしか考えられない状況。

////////////////////////

 5月8日 補充・訂正

 報道では、6人はそれぞれ15キロほどの装備をもち、フリース
や替え手袋などの用意もしていたとのこと。
 一方で、着用していたズボンは木綿製のメンバーがおり、、下着
も冬用でなかったなどの報道もあり、いずれも警察発表がソースで
すが、全体像が見えません。

 また、救助隊2人が、遺体収容の翌日に、遺族の要望でザックなど
装備の回収に入山しています。スキーを利用。
 6人+救助隊2人で、計8人分の装備は、1人15キロとして
125キロ。
 これは到底、2人で収容できる重量ではありません。

 この報道では、テント、ツェルトについての言及もありません。
 ツェルトは、1張りのみが、遭難現場で確認されています。

 小蓮華岳で遭難パーティーをん目撃した女性の登山者は、手袋
をしていないメンバーがいたこと、服装が軽装で、ザックもこの
山に入るにはあまりに少ない装備に見えたことを、これはテレビ
の映像のなかで本人が証言しています。

 以上、この件は、納得のいく事実は確認できません。

 確定されているのは、6人が、十分な装備の有無はともかくとし
て、それらを使った形跡がないまま、発見・収容されたことです。

 問題はやはり、低体温症にたいする認識、天候・体力の判断、そ
れら全体についてのリーダー(いれば)の能力の問題に帰着します。

 白馬大池が、おそらく13時前後の到達。
 体調と天候判断、カロリー補給、衣類の着込みなどの点でどうい
う手が打たれ、打たれなかったのか?
 なぜ、これだけ遅い行程のまま、また天候が悪化する中、小蓮華
を超えて突き進んだのか?
 
 14時、小蓮華の中腹で、無理は見えていたはず。
 人間の行いは、むずかしいですが、この異様な遭難から考える
べきことは多いと思います。

 
2012/5/6 8:11
RE: 初かつおは、初物のミョウガタケを刻んで。(+北ア遭難問題も)
 冬用ジャケットの問題も、気になってきたこととし
て書いておきます。

 これには歴史があるわけですが、少し前の時点から
言えば、数年前まで、冬用ジャケットは保温材(シン
サレートなど)を挟み込んだ3層構造が基本でした。

 それが、最新型のものは、主流は保温材なし。もの
によっては、外見は夏用の雨具のようなものまで出て
きました。

 そのうえ、デザインも、上衣は丈が極端に短く、尻
の大部分が出るものも、縦走などでも使われ出してい
ます。

 もちろん、シングルや薄手のジャケットでも、天候
に合わせて中にフリースなどを着込めばいい。
 また、私自身も、さほどの気温低下が予測されない
ときは、GWでは雨具(ゴアテックス)を北アでも使
ってきました。

 問題は、薄手の冬用ジャケットを使う場合は、冬は
もちろん、GWの時期にも、気象条件に合わせて中に
保温性のよい中間着を、臨機に使う判断にせまられる
ことです。
 ゴアの雨具の場合も同じ。
 保温性には不足することの認識です。

 しかも、体温が保持しうる条件のもとで、早めの判
断で、着込みを実行しなければいけない。

 伝えられるところでは、夏用の雨具だったということ
ですが、みながそうだったのか?
 前夜のニュースですでに降雪、大荒れは伝えられて
いたわけですから、この天候悪化を頭に入れておけば、
当然、中間着を着こんで出発するか、途中で着込む判断
をする場面がでてくるはずでした。

 最近の冬用ジャケットには保温性がないこと。この
ことが、認識されず、メンバーのうち何人かには、ジ
ャケットへの過信があったのではないかと、思っていま
す。

 ゴアの雨具の防水性、保温性が、低体温症にたいして
有効でなく、不足することは、7月のトムラウシの遭難
での基本的な教訓です。
 まして、GWの山ではなおさら。
2012/5/6 16:27
北ア白馬岳遭難問題
 うーん、やはり指揮系統問題がありますね。
 8時間もかかって、ようやく小蓮華の上に達してい
たとのこと。(15時30分)
 14時前の時点で、行程からいって、引き返すべき
遅さです。
 そもそも体力的にも無理だったのでは? 天候の
良し悪し以前に。

 メンバーの過半数は山の経験が不足していると思って
きましたが、リーダー格がいたとしても、装備、天候
判断、メンバーへの配慮、低体温症への無警戒など、
相当に初歩的な問題をかかえた、無謀なパーティー
だったと言わざるを得ません。

 この遭難は、他の、さまざまな用意をしながら、特別
にきびしい気象条件で亡くなられたケースとは、分けて
考えたほうがいい事例と思います。

 技量・体力や判断をはるかに超えて、あくまで登る
「動機づけ」は、なんだったのでしょう?
2012/5/7 14:11
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