北アルプス南北縦断6泊7日 上高地〜親不知 三度日本海に降り立つ！
sirius
- GPS
- 150:50
- 距離
- 123km
- 登り
- 10,860m
- 下り
- 12,357m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 8:28
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 9:12
- 山行
- 9:43
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 10:56
- 山行
- 12:50
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 14:06
- 山行
- 10:23
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 11:21
- 山行
- 11:38
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 12:30
- 山行
- 11:36
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 12:27
- 山行
- 7:14
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 7:40
| 天候 | 8月1日 くもりのち小雨 2日 晴れ 3日 晴れのちくもり 4日 ガスのち晴れのちくもり 5日 晴れのちガス、時々日が出る 6日 ガス、時々日が出る、1時間ほど雷雨 7日 晴れ 本格的に雨に降られたのは6日目の栂海新道での約1時間だけ。 全般的に晴れたりガスッたりと変化の多い日が多かった。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
夜行バス「さわやか信州号」スタンダード4列シート バスタ新宿〜上高地バスターミナル 【帰り】 親不知15:18〜糸魚川15:30(えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン） 糸魚川17:00 〜 東京19:12（北陸新幹線 はくたか570号） 東京〜新宿（中央線） 新宿〜町田（小田急線） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
※コース状況の詳細は省略させていただきます。 気になるところだけ記します。 ★南沢岳〜七倉岳 急登、急下降のアップダウンの応酬。 道幅が狭く、崩壊箇所もある。 体力に自信のない人は安易に足を踏み入れないほうがいい。 ★お花畑 双六小屋〜巻道 鉢ヶ岳〜雪倉岳周辺 ★雪渓歩行 槍沢 栂海新道 いずれもアイゼン必要なし。 ★栂海新道 水はけが悪いのか、ぬかるみ・ドロドロ箇所が多い。 靴は汚れる。スパッツは必須。 汚れは日本海でおとせばいい。 また夏の栂海新道は暑い。 水分補給はもちろん、着替えも持参したい。 北又の水場、黄連の水場、シキ割りの水場とも 水量に問題なし。補給可。 |
| その他周辺情報 | 【食事と水の補給】 カレーやラーメンなどはどこの小屋でも提供している。 しかし、唐松岳頂上山荘のように早い時間はやっていないところも あるので注意が必要。その場合でもカップヌードルくらいはある。 水は各山小屋ℓ/200円で販売。 槍沢ロッジ、双六小屋、三俣山荘は無料。 【親不知観光ホテル】 入浴・送迎サービス 1500円 入浴と親不知駅までの送迎 ただし、遅い時間だと断られます。 なるべく早い時間の到着が望ましい。 |
写真
ピークは踏まず
トラバースする
その次のピークも
同様にトラバース
ピークを踏まないので
体力的には助かる
野口五郎小屋
久しぶりに
泊まる
水不足は解消
されたようです
裏銀座の各小屋は
てんぷらがメイン
なのかな
ごはんをおかわりして
お腹いっぱい
長期縦走では
小屋の食事が有難い
野口五郎岳
既に小屋を出て
1時間が経過
日が昇って
明るくなってきた
稜線を順調に進む
蓮華と針ノ木が
見えているが
そこまで行くのが
大変
ほんとに大変だよ
コマクサちゃん！
三ッ岳を過ぎて
砂礫地帯を下るが
ここは
コマクサの宝庫
斜面いっぱいに
咲き誇っている
お弁当
今日は長丁場なので
エネルギーと
水分の補給が重要
「蓮華の大下り」が
待っている
標高差500mの登高
今日最後のハイライト
船窪小屋で買った
コーラ
いままでで一番
美味しかった
いよいよ今日から
ゴタテの縦走だ
赤沢岳から鹿島槍まで
見えている
お昼ごはん
ラーメンと
コーラにした
キレット小屋へ
宿泊予約をする
晩ご飯ここは
ハンバーグが
とにかく美味しい！
他の小屋のハンバーグ
とは一味違います
ねぎたっぷりの
みそ汁もいい
おかわりして
おなかいっぱい
5
ここは
ハンバーグが
とにかく美味しい！
他の小屋のハンバーグ
とは一味違います
ねぎたっぷりの
みそ汁もいい
おかわりして
おなかいっぱい
うわ〜凄い人だ
一気に人が増える
ここまでお気軽に
来れるからね
小屋の食事は
11時半からだってさ
仕方ないので
カップヌードルと
コーラにした
杓子岳も
トラバースして
ピークはパスする
時間が遅いので許して
ぬかるみが多いのに
沢と化した登山道に
悪戦苦闘
靴は完全浸水
どうにもならない
問題なし
水なくして
縦走は続けられない
有り難いことです
栂海山荘
ご夫婦2名と
大阪の女子大生5名
それと
地元の山岳会の方々が
いらした
いよいよ最終日
風が生暖かい
暑さとの勝負に
なりそうだ
新潟日報社の
方に撮って
いただいた
”ぬかるみ”
とにかく
水はけが悪い
靴の汚れは
覚悟のうえ
3年ぶり3度目
北ア南北縦断達成！
3回もやる人は
いないだろう
感想
3年前、完結だと思ったが時間が経って考えが変わった。
もう一度やってみるか。
3年ぶり3度目の北ア南北縦断。
今回は6泊7日で挑む。
荷物は15kgプラスα。20kgはない。
初日に予定していた穂高は稜線のお天気が悪そうなので
断念した。出来れば雨天時の岩稜歩きは避けたいので
やむを得ないと思う。
そんなわけで初日は槍ヶ岳山荘まで。
幕営のつもりだったけどちょっと疲れてしまった。
山行が6月24日、白根三山縦走以来で、テン泊装備は
5月のGW以来ということもあって即断で小屋泊決定。
1ヶ月以上空くとキツイんだよな。仕方ないね。
翌朝、槍の穂先は大渋滞。
素直に断念。まあ何度も登ってるし、また北鎌尾根から
登ればいいでしょう。そう自分に言い聞かせて西鎌尾根を
下りていった。
双六はパスして（ごめんなさい）巻き道を行った。
この巻き道はお花畑があるのだがお花が少ないような気がした。
途中で飲んだ沢の水がとても美味しかった。
三俣蓮華は空身で登り、鷲羽は1時間で登りきった。
水晶は時間がないので今回も断念。
今日は小屋泊なので仕方ない。
真っ白な野口五郎を目指して先を急いだ。
野口五郎の小屋は久しぶり。
直前まで水不足が心配だったが稜線に降雨があって解消
されたようだ。
宿泊客はそこそこの人数で賑わっていた。
小さい小屋だけどここの雰囲気はいい。
3日目は長丁場。この日の行程が一番キツイ。
前半、烏帽子から南沢、不動、船窪とつづく稜線はアップダウンの
連続でかつ急登・急下降。何度歩いても本当にキツイ。
正直なところテン泊装備では歩きたくない。
しかしそんなことも言ってられないので黙々と歩いた。
途中、船窪小屋に立ち寄ってコーラを買った。
このときのコーラがめちゃくちゃ美味かった。
炭酸の刺激が心地よかった。
烏帽子小屋で水を買ったが水分が足りなかった。
発汗量も半端なかった。それだけこの稜線はキツイのだ。
後半は「蓮華の大下り」。
標高差500mの登高。
岩場を軽快に登って、途中、白いコマクサちゃんに励まされて
1時間半で登りきった。
まあ、前半のアップダウンに比べればたいしたことはない。
針ノ木小屋でようやく幕営。
ビールが不足していてなかったのには驚いた。そんなことも
あるんだね。初めてのことでした。
仕方ないのでジュースで我慢。水も買った。2ℓ頼んだらパンパンに
入れてくれた。ありがたい。（笑）
この日から徐々に足の裏の痛みが出てきた。
とりあえず衝撃吸収素材のシートを張った。
4日目。
今日からいよいよゴタテに入る。
昨日少なかった人もだんだん増えてきた。
種池山荘まで6時間の予定。ほぼ予定どおりに到着。
ここで一気に人が増えた。
小屋は満室のようだ。
お昼ごはんはラーメンとコーラにした。
キレット小屋に宿泊予約の連絡を入れる。
到着が遅くなりそうな時は単独であっても予約は入れたほうが
いいと思う。食事の準備もあるだろうし。
ここからは歩き慣れた道。
爺ヶ岳は中峰だけ踏んだ。
鹿島槍はガスがとれず双耳峰は拝めない。
冷池山荘もそれなりに泊まる人がいたようだがテン場は閑散
としていた。お天気がパッとしないから？雨は降ってないん
だけどね。そんな状況を尻目に鹿島槍を目指す。
予定より若干遅れて到着。キレット小屋へ急ぐ。
八峰キレットを難なくこなし17時前に到着。
食事がもう始まっていた。やはり連絡を入れておいてよかった。
美味しいハンバーグを味わった。
この小屋の食事はおすすめです。自炊している場合ではない。（笑）
部屋で隣り合った人と話しが弾みました。
5日目。
足の裏の痛みが複数箇所になった。
歩けないほどの痛みではない。
衝撃吸収素材のシートを張って出発。
朝はよく晴れている。
昨日拝めなかった、剱と北方稜線、立山連峰が姿を見せてくれた。
もちろん鹿島槍も。
快適な稜線歩きがつづく。
牛首の手前でライチョウさんに遭遇。5日目にして初めてだ。
裏銀座や爺ヶ岳で会えると思っていたのでここでの遭遇はちょっと
意外だった。
たくさんの人で賑わっていた唐松岳頂上山荘。
食事は11時半からということでカップヌードルで我慢。
喧騒の唐松をあとにして不帰瞼へ。
核心は�曲�北峰かな。八峰キレットよりは難度が上だね。
ここでやたらとトレラン風の人達とすれ違った。
さすがに走ってはいなかった。当たり前か。
天狗の大下りを登りきって天狗山荘へ。
今年は雪害で営業休止中。
幕営は出来るようだ。営業してればここで幕営も考えたけど今日は
先へ進む。
天狗山荘の先でライチョウさんと2度目の遭遇。ひなもいた。
白馬鑓ヶ岳と杓子岳のピークはパス。
白馬岳頂上宿舎のテン場には17時半に到着。受付が18時迄だったので
間に合った。
テン場は賑わっていたが奥のスペースが空いていた。
土曜日で遅い到着だったので心配していたがよかった。
受付の方によると8月4日〜5日の混雑を予想していたがそれほど
ではなかったとのこと。う〜ん、なんでだろうね。
たしかにお天気はパッとしないけどそんなに悪いわけでもないんだけど。
明日はいよいよ栂海新道だ。
6日目。
台風の動向が気になる。
足が遅いので何とかかわせそうか。
でも今日は雨が心配。午後に降られるかもしれない。
ツアー客で賑わう白馬の山頂。
順番待ちで写真を撮ってあとにした。
渋滞ぎみの稜線も三国境で解消。
雪倉方面は人が少なく静かだろうと思いきや、それなりに人がいる。
みんな朝日小屋までだろう。
いいなぁ。あそこでもう一度ごはん食べたいな。
こっちは侘しいアルファ米だよ。仕方ない。
まあ、それはともかくとして。
鉢ヶ岳の雪渓はアイゼンはいらない。
ここからしばらく雪倉周辺までお花畑がつづき、目を楽しませてくれる。
ここまで例年に比べて少ないような気がしたが、この区間はお花が多い。
お花好きの人は蓮華温泉から周回してくるのがいいかもしれない。
朝日岳でちょうどお昼。たっぷり30分休憩。栂梅山荘まであと5時間か。
吹上げのコルからいよいよ栂海新道に入る。
入って早々、照葉ノ池あたりで降ってきてしまった。
慌ててレインウェアを着込む。
どんどん雨脚が強くなってきてついには雷が鳴ってドシャ降りになった。
結局、1時間くらいだろうか。登山道が沢のようになって水浸し。
靴は完全に浸水し、泥で汚れまくり。でも1時間で止んでくれてよかった。
黒岩山からの稜線歩きは雨に打たれずにすんだ。
登山道は必ずピークを通過する直球勝負。一切、巻き道はない。
ヤブ刈りをしていただいている山岳会の方々に感謝します。
途中、北又の水場で2ℓ補給。水量は豊富でした。ここで水を補給出来る
ことがどれほど貴重なことか。とてもありがたいことです。
栂海山荘には先着でご夫婦2名と大阪の女子大名5名がいた。
この某大学ワンゲルの女子大生のことはキレット小屋のスタッフから聞いていた。扇沢から入山して親不知を目指しているがあまりにも荷物が多すぎてスピードがあがらないと。どうやらここで追いついたようだ。
まあ、学生だから時間あるし無理して急ぐことはないからね。
いいんじゃないかな。
それと地元の山岳会の方々と新潟日報社の記者の方もいらした。
会の方にビールをいただきました。ありがとうございました。
自炊しているときに、記者の方と話が弾んだ。
栂海新道の整備のことで厚い思いをお聞きしました。
小野健さんが亡くなられてもう3年が経つんですね。
現在、黒岩山〜親不知の整備は地元の山岳会の方々によるボランティア活動で支えられています。そのことに感謝しつつ、自分に出来ることがあれば協力したいと、思いを強くしました。
記者さん、お話をありがとうございました。
7日目。
縦走最終日。お天気は晴れ。どうやら台風は大丈夫そうだ。
風が生暖かく感じる。暑くなりそうな予感。
記者さんに見送られながら栂海山荘をあとにした。
白鳥山までいくつかのピークを越えて徐々に高度を下げて行く。
樹林帯を歩いていても汗が噴きだす。
白鳥小屋に着いたときには全身汗まみれの様相だった。
この先は坂田峠まで長い下りだがいっこうに汗が止まらない。
こまめに水分をとりながら水場でも喉を潤した。
小屋からの下りはじめで年配の方が額に汗しながら登ってきた。
さわがに山岳会のシャツを着てたので会の方だろうか。
少し言葉を交わした。この日、唯一すれ違った方だった。
ここを真夏に登るのはキツイだろうなと思った。
尻高山で大阪の女子大生5名を追い抜いた。
小屋を早出したようだがゆっくり歩いているんだろう。
日本海まであと少し。しかし、親不知まで下り一辺倒ではなく
何度か登り返しもあってじれったい。
やがて国道8号線を走る車の音が大きくなってきて、親不知観光ホテル
の前に飛び出した。
そして階段を下りて親不知・日本海に降り立った。
2017年8月7日13時20分。3度目の北アルプス南北縦断達成。
1週間の山旅。
無事に終えられたことに安堵し、感謝します。
お天気が大崩れすることもなくまた、足の裏の痛みにも耐えた山旅
でした。
1週間という限られた日数での縦断。
少し無理をしているところもあります。
また、穂高を歩けなかったことは残念でした。
それでも目標を達成出来て満足しています。
いつの日かもっと時間をかけてゆっくり縦断してみたい。
そのときは北アルプス全山縦走といきたいですね。
こっそり拍手
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初めまして。junjapaです。よく頑張られましたね。感動しました！
junjapaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
とにかく無事に終えられてホッとしています。
体力的には何も心配してませんでした。
それよりもやはりお天気ですよね。
過去に一度、悪天で途中下山してるので気になってました。
結果的には大きく崩れることもなくもってくれました。
台風も間一髪セーフでした。
お天道様に感謝です。
次はいつかわかりませんがそれほど頑張らずにゆっくりと
やってみたいものです。
いつも山行計画で少し考えて取り止めにするルートです。
時間も費用も多く必要なのでしょうが、感動しました。
写真と感想を拝見するだけで足が痛くなりました。
akira0623さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
なかなか長期の休みはとれませんよね。
仮に日数が確保出来たとして実行に移せるかどうか。
私の場合、年に一度、1週間休みが取れます。
そこに「アルプスの高嶺から日本海へ」という思いが
乗っかって縦断が実現しています。
限られた時間内でやるには強い意志が必要です。
まあ、もう少し時間があればそんなに頑張らなくてもいいんですが。
1週間も歩いてるとどこかしら足の裏は痛くなります。
縦断は今度で3度目ですが毎回痛くなります。
３度目でしたね。
大変お疲れ様でした。
野口五郎の宿のご家族はお元気だったでしょうか？
３年前に小野さんはお亡くなりになっていたのですね。残念です。
白鳥小屋が懐かしく感じました。
私もチャンスがあれば、また栂海新道を歩きたいですね。
北アルプス全山縦走siriusさんなら、きっと叶うと思いますよ。
SinNakajiさん、こんばんは。
久々の野口五郎の小屋でした。
息子さんが私の顔を覚えてくれていましたよ。
食事は一回戦ですが満席でした。
早いものでもう3年経ちました。
小野健さんの立派な碑が栂海新道に建ちました。
是非、好天の日にお出かけください。
紅葉の時季もきっといいですよ。
全山縦走いつか実現させたいです。
どのくらいかかりますかね？
3週間は欲しいです。
いつになるやら。
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