北アルプス縦走(親不知〜焼岳)


- GPS
- --:--
- 距離
- ---km
- 登り
- ---m
- 下り
- ---m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:07
- 山行
- 11:25
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 12:21
- 山行
- 10:18
- 休憩
- 1:43
- 合計
- 12:01
- 山行
- 10:06
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 11:30
- 山行
- 10:58
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 11:32
- 山行
- 10:39
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 11:04
- 山行
- 9:03
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 9:47
天候 | 9月19日:小雨・ガス 9月20日:晴れ 9月21日:晴れのちガス 9月22日:晴れ 9月23日:晴れ 9月24日:曇のち雨 9月25日:雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
中の湯からは自家用車にて帰宅。(家族に迎えに来てもらいました) |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般縦走路なので危険箇所は特になし。 栂海新道と焼岳からの下山はコース上、ぐちゃぐちゃになっている場所があり、防水性がある靴があったほうが良い。 |
その他周辺情報 | 中の湯は日帰り入浴が可能。 さっぱりしました。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
タオル
ストック
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
---|---|
備考 | ファストパッキングもどきですが、テントはモンベルのステラリッジ2型、寝袋はダウンハガー800の#3を利用。燃料をエスビットにするなど、なんとかしてベースウェイト6kg以内、10日分の食料、行動食で4kgとしました。ザックはグレゴリーのミオック34を利用。 不要なものは特にありませんでしたが、水場が少ない縦走路なのでウェットティッシュや汗ふきシートなどが欲しくなることがありました。 エスビットは軽量ですが使い勝手が難しい。燃焼時に臭いがあるので前室で使うのもためらわれます。アルコールストーブにしたところでやはりテント内で使うのはリスクの観点で難しいので、長期縦走の場合こそガスストーブが良いのかもしれません。重量と燃焼効率の関係で、ジェットボイルなどが良いのか、それともプリムスのP-153などの軽量バーナーが良いのかは考える必要がありますが…。 また、一番持っていくべきだったのは日焼け止め(とUV対策ができるリップクリーム)でした。山で日焼けなんて気にしないぜ!と思っていたのですが、結局、夜にヒリヒリしすぎて寝れません。これでも一応、毎週のように山に入っているのである程度下地はできていると思っていたのですが…。快眠のためにも、日焼け対策は重要だと思いました。また、社会復帰するのに躊躇われるレベルになります…。 |
感想
一度やってみたかった北アルプスの主脈縦走。
シルバーウィークを利用してチャレンジしてみました。
そんなに体力がある人間ではないので、荷物は最小限、ただテントと自炊を基本にして10泊できる準備をして親不知から旅立ちました。関東から3時間程度で親不知にまで到着してしまうので、北陸新幹線ありがとうと言った感じです。
当初、天気が良ければ雲ノ平や高天原、笠ヶ岳などに行こうと思っていたのですが、三俣山荘の時点で今後の天気が怪しくなったので、一週間で焼岳まで降りることを目標にしました。が、結果的にはログの通り、北穂から涸沢に降りて、そこから上高地まで移動、そして上高地から焼岳に登り返しています。
雨の中の大キレットはともかく、ジャンダルムはリスクが大きすぎるので、体力の面も考えてスルーしました。ちょっと残念ですが、間違った選択ではなかったと思っています。それでも、行程の中で半分以上青空の中で行動できたのでラッキーでした。特に裏銀座周辺を最高の天気で行動出来たのは嬉しかったです。なかなか行けるところではないので…。
エアリアに記載された北アルプスのコースタイムは比較的ゆるいようで、だいたいコースタイムの5割〜7割で行動ができ、頂上や景色の良い所で立ち止まって堪能し、結果的に7割程度のタイムで行動ができました。遅くとも15時にはテン場に到着していたので、8時間以上の睡眠も取れ、ほとんど疲れは残りませんでした。
次回に活かしたい反省点としては
1)食料
食料を極力軽くするために、朝はフルグラ100g+スキムミルク24g+はちみつ少々、昼は行動食(プロテインバー、ソイジョイ、柿の種、BCAA)、夜はアルファ米50g(通常の半分)、フリーズドライのスープ、プロテイン21gで済ましていたのですが、結果的に飽きる。
フルグラは非常に美味しく、腹持ちもよく、食物繊維やビタミンも取れて良いのですが、朝から冷たい物を食べるとあんまり元気がでない。温かいスキムミルクならまだいいかもしれません。行動食は、人はソイジョイのみにて生きるにあらず。という感じです。むしろ、ずっと柿の種のほうが良さそう。いろんな味を持っていけば飽きなそうなので。あとは一本満足バーなどのチョコ系が素直によいと思います。ソイジョイは固くなるし、チョコ味でもあんまり…おいしく…な…。
夕飯はアルファ米50gとフリーズドライでも比較的満足。あとはプロテインとBCAAで体力を回復させました。夕飯をあまり食べ過ぎると血流が胃に行ってしまうので、あえて量を取りませんでした。その分、悲しさはありましたが。
食べ物による気力増加と、重量増の関係性はなかなか難しいですね。
2)エスビットは扱いが難しい
軽量化のためにエスビットとチタンの台を利用したのですが、燃焼時に臭いが出たりクッカー(今回はスノピのチタンマグ450)が汚れて面倒、というのがあり、火を使うのが億劫になりました。次の選択肢はアルコールストーブですが、テント内で使うには気を使うし、手間も多い。結局、ジェットボイルが100gでも12Lのお湯をわかせるということを考えると、そちらのほうが効率がいいのかもしれません。当然、重さは増えますが。
3)トレランシューズはあんまり良くない
今回、荷物が軽かったこともありトレランシューズ(モントレイルのマウンテンマゾヒストII)で挑んだのですが、当たり前のことながら濡れる。栂海新道で濡れる。雨で濡れる。濡れると足がふやける。ふやけると靴ずれが起きる。後半は雨に振られたこともあり、足のコンディションが悪かったです。これを途中でやっていたらリタイアしていたかもしれません。
またソールが薄く、岩場が多い北アルプスには不向き。足の裏がかなり痛くなりました。なので、素直にミッドカットの軽量ブーツ(モントレイルだとフリューイッドフージョン ミッド アウトドライとか)が良いと思います。別に走るわけではないし。軽く走るくらいなら、ミッドカットのブーツでも可能だし。
あと、靴下は予備で1足持って行ったのですが、もう1足くらい持って行くべきでした。細かい砂が靴下に入り込み、靴ずれを起こします。足のコンディションを保つというのは本当に大切です。
4)寝袋を濡らしてしまった
大キレットの雨の中、ザックカバーが風でが飛ばされたり、岩に引っ掛けたりするのを嫌がってカバーをせずに登っていたら、思いっきり寝袋を濡らし、涸沢では震えて寝ました。穂高岳山荘でなくてよかったと本当に思います。
これは単純に自分のポカですが、ダウンシュラフの扱いの大切さを身にしみて感じました。テン場には15時前に到着して、ギリギリまで寝袋を干す。これが快適な睡眠に繋がる大切なことだと改めて思いました。
ということを想定して、スタート前の自分にアドバイスするのであれば
・食料計画はもう少し見なおしたほうがいい
・バーナーはジェットボイルを持っていけ
・靴下はもう1足(合計2足)あったほうがいい
・寝袋はドライバックに入れておけ
という感じです。
それ以外にも
・ウェットティッシュは多い方がいい
・ボディシートがあると少し幸せになれるぞ
というのがオプションでしょうか。
北アルプスの稜線上は水場がほとんどないのでちょっと軽く拭くなんてのが難しいので。これが南アルプスだったりするとまた違いますが。
テントをツエルトに変えたり、ザックの軽量化やヴィヴィを使うことでさらなる軽量化もできそうですが、自分はやはりテントとシュラフを担ぎたい派だなと思いました。最大12kgまでならほとんど変わらずに行動できそうなのがわかったので、それをリミットに改めて装備を見直してみたいと考えています。
いろいろと学ぶべき点が多かったです。
トレランもやるし、通常の登山もやる人間だったので、ファストパッキングもどきみたいなことをに挑戦してしまいましたが、今回の経験はトレランにも登山にもどちらにもフィードバックができそうです。
また、最後に、道中で道を譲って頂いた皆様に感謝いたします。
優しいお言葉もかけて頂き、ありがとうございました。
不愉快な思いをさせてしまった場合はお詫びいたします。
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