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日記

カテゴリー「未分類」の日記リスト 全体に公開

2025年 01月 18日 08:57未分類

単独行〜白神岳•2025年度 初登頂

2025,01,13 4時45分、白神岳登山口駐車場より1.5km程手前に車を駐め、ややぬかるむ雪の上をヘッドライトの明かりを頼りに歩みを進めた。 風は無く、月明かりに照らし出された林道上には、道路脇の背の高い木々が黒い影を落としており、空に浮かぶ雲の合間には、沢山の星が輝いている。 2025
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2024年 10月 17日 19:15未分類

三国峠〜四角岳-中岳

2024,10,14 休日の朝、静かな朝を迎えた切通川沿いの集落を通り抜け、林道を北へと車を走らせる。 舗装路はやがて車同士のすれ違いが困難な細いデコボコ道へと変わり、道路脇の色付き始めた雑木林の中には、朝日を浴びた切通川が落差を伴いながら流れており、つい見入ってしまいそうな美しい光景が続いて行
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2024年 10月 07日 08:47未分類

単独行〜白神岳•笹内川遡行 二日目

2024,09,30 二日目、目を覚ますと、5時を少し回ったところだ。 早速まだ薄暗いツェルトの外に出て朝食の準備を始めた。 ガスバーナーに火を入れ、昨日の夕食と同じ変わり映えのしない朝食を終え、湯気が立ち昇る珈琲を飲みながら地形図を眺め、この先のルート確認を行う。 さて、今日はどんな困難が
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2024年 10月 06日 16:18未分類

単独行〜白神岳•笹内川遡行 一日目

2024,09,29 早朝、まだ薄暗い白神岳登山口駐車場には、既に20台程の車が停められており、数人の登山者が山行の準備を進めている。 一番奥の空きスペースに車を停め、簡単な朝食を終えたあとは、早速今日の山行の準備に取り掛かった。 今日の山行は、白神岳登山口駐車場からスタートし、先ずは2.6k
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2024年 06月 09日 11:27未分類

白神山地〜田代岳•一握のタケノコに想う

2024,06,05 久しぶりに走る未舗装路を、車に揺られながら大広手登山口を目指す。 両脇を緑に覆われたでこぼこ道は心地良く体を揺さぶり、少し下げた車のウインドウからは、涼し気な風と共に森の香りが舞い込み、日々の忙しい生活の中で忘れかけていた感覚を蘇らせ、心の中を満たしてゆく。 時折後ろから
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2024年 05月 06日 12:33未分類

単独行〜鳥海山北壁登攀•無名峰の一本桜

2024,05,04 暗闇の中、車は右へ左へとせわしなく曲がり続ける林道を走り続け、終点となる祓川登山口駐車場へと到着した。 僅かに残った空きスペースに車を止め、フロントガラス越しに空を見上げると、沢山の車が並ぶ静かな駐車場の空には、満点の星が輝いている。 あと少しで日付が変わるが、どうやら
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2024年 02月 28日 15:55未分類

単独行〜鳥海山北域•丸森 大自然の展望台

2024,02,25 車のヘッドライトに照らし出される象潟矢島線の路面には雪が積もり、進むほどに深さを増していった。 いよいよタイヤも空転し始めた為、横岡第二発電所に近いこの場所を今日の出発地点とし、道路脇に車を停めた。 辺りはまだ暗く、車中にて朝食用に持参したパンを噛りつつ夜明けを待つことに
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2024年 01月 06日 10:41未分類

単独行〜白神岳•2024 元日

2024.01.01 暗闇に包まれた白神岳登山口駐車場には、パラパラと雨が降り続いている。 身支度を済ませると同時に雨は上がり、ヘッドライトの明かりを頼りに、5時3分、駐車場を後にした。 アスファルトが敷かれた路面にトレッキングポールのカツカツという音を響かせながら歩みを進めると、少しして記帳
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2023年 09月 26日 00:34未分類

単独行〜太平山(奥岳) •カエラズの沢(篭滝沢、三十三滝沢)遡行

2023.09.23 先日の記録的な大雨により、土砂災害に見舞われた丸舞林道に車を走らせる。 林道は、車1台が漸く通れる程度に道が付けられており、時折車両の下から聞こえるゴツンッ!という衝撃や、ギギーッ!というボディに木の枝が擦れる音を不快に感じつつゆっくりとした速度で進んで行く。 大きく体を
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2023年 07月 25日 19:48未分類

森吉山〜黒石川コース・夏

2023,07,22 太平洋高気圧が日本列島へと大きく張り出した今日、早朝誰もいない森吉山野生鳥獣センターの駐車場周辺は、風も無くうっすらとした靄に包まれている。 そろそろ北東北も梅雨明けだろうか…どうやら今日は暑くなりそうだなぁ…。 登山から足が遠退いていた昨今、少し鈍った体のトレーニングも
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2023年 05月 29日 18:58未分類

単独行〜太平山奥岳・弟子還沢遡行

2023,05,27 人影もなく穏やかな朝を迎えた太平山旭又口駐車場には、サラサラと流れる沢の音だけが聞こえている。 6時20分、今年初の沢装備を身に付け、駐車場の対岸に続く山道へと架かる橋を渡り、今日の山行をスタートした。 山道は直ぐに分岐点へと差し掛かり、右手へと歩みを進める。 杉林の中
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2023年 05月 09日 22:04未分類

白神山地〜白神ライン・2023春

2023,05,02 白神岳山頂直下を源頭とする笹内川へと集約された雪解け水は、目の前を荒々しい音を伴いながら岩崎の海へと向かって流れて行く。 6時27分、白神ラインの鉄製ゲートを後にし、人里を離れた笹内川上流に存在する魚泊ノ滝を目指し、歩みを進める。 笹内川の右岸を縫うように続く白神ラインは
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2023年 03月 19日 20:10未分類

単独行〜稲倉岳 奈曽渓谷遡行・残雪期(2日目)

223,03,11-12(二日目) 深夜目を覚まし、イグルーの外へと出てみると、頭上には北斗七星と共に、満天の星が輝いている。 時刻は0時3分。 だだっ広い雪原の真ん中。 一人月明かりに照らされ、青紫色に浮かび上がった鳥海山山域の山々の姿を眺める。 ヘッドライトの明かりが無くとも辺りを散策出来る程の
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2023年 03月 16日 04:57未分類

単独行〜稲倉岳 奈曽渓谷遡行・残雪期(1日目)

2023,03,11-12(一日目) 暗闇に包まれた奈曽川沿いの林道を南へと進むと、やがて除雪の終了地点へと到着し、車を路肩に停止させた。 辺りには他に車や人の気配は無く、どうやら本日最初の入山者は自分のようだ。 時刻は4時28分。 身支度を済ませ、20kg程あるザックを背負い、ヘルメットに
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2023年 01月 06日 06:33未分類

単独行〜白神岳・2023元日

2023,01,01 2023年度最初の山行のスタートは、雪混じりの雨となった。 予想天気図を確認すると、サハリンの東にある低気圧からは、南西の方角に寒冷前線がのびており、これからこの前線が頭上を通り過ぎた後は、強い冬型の気圧配置となることが見てとれる。 悪天候が予想される中、5時18分、先ず
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2022年 11月 15日 22:31未分類

単独行〜鳥海山 奈曽渓谷遡行・渓谷の秘宝

2022,11,12 早朝、何処か懐かしさを感じるくねくねとした道が続く静かな横岡集落を通り抜け、奈曽川沿いに続く林道を進むと、やがて路面は落ち葉で覆われた悪路へと変わり 、ハンドル操作に気を払いつつ、デコボコ道にゆっくりとしたスピードで車を走らせる。 鉄製のゲートを通り過ぎ、更に暫く進むと、左
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2022年 10月 17日 17:05未分類

単独行〜北秋田 赤水沢から桃洞沢周回・秋

2022,10,15 今年は、度重なる休日の雨や、大雨の影響での林道の土砂崩れ、そして健康の理由から、計画していた山行は、ほとんど手付かずのまま秋を迎えることとなった。 今日は、待ちに待った山行となった為、どこへ向かうか悩んだが、久しぶりの山行は、今年最後の沢歩きを楽しむべく、毎年恒例となってい
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2022年 08月 30日 21:25未分類

十和田湖外輪山〜白地山・晩夏

2022,08,29 二日前の手術を終え、抜糸前だが長雨後のせっかくの休日なので、山に向かうこととした。 本日登頂を目指すのは、十和田湖の外輪山、白地山。 右手に湖を眺めつつ、いつもの山行とは少し違った景色が期待できそうだが…。 鉛山登山口からの入山では、歩行距離片道約7km、標高差約200
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2022年 08月 01日 21:12未分類

津軽山地〜梵珠山・無雪期

2022,07,30 人気の無い第一駐車場では、無数のセミの声が響き渡っている。 近くの施設でトイレを済ませ、駐車場に戻ると、丁度地元の方が到着したので、雑談を交えながら梵珠山の情報をいただいた。 7時、身支度を終え、先ずは駐車場からマンガンの道へと進んだ。 山道の右手には、小さな沢が流れて
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2022年 07月 25日 17:27未分類

単独行〜白神山地 大黒森・オオクロモリノ沢遡行

2022,07,24 8時、白神ライン上の砂子瀬ゲートが開門し、早速入山地点へと車を走らせる。 少しして県道から大沢川脇の林道へと入ると、前日の雨でぬかるんだ道には、林道脇の崖から落ちてきた石が転がっており、落石を避けながら進むと、時折小さな沢が道を横切り、アドベンチャームードが高まる。 暫く
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2022年 07月 06日 22:56未分類

北上山地〜早池峰剣ヶ峰・門馬コース 無雪期

2022,07,03 未明、真っ暗な宮古街道には、すれ違う車も無く、ヘッドライトの明かりを頼りに西へと車を走らせる。 突然左手の道路脇に現れた大きな鹿がじっとこちらを見つめる横を通りすぎ、登山口へと続く林道へと右折した。 この罪がない顔をした鹿が、後に遭遇する不自然な森の姿に繋がるものとは、思
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2022年 06月 06日 10:41未分類

単独行〜白神岳・母沢遡行

2022,06,04 静かな白神岳登山口駐車場にて、沢登りの装備を身に付け、入山の準備を終えた頃には、次々と登山者らの車が到着し、徐々に賑わいを増した。 5時16分、駐車場脇の木製の階段を上り、先ずは記帳所を目指した。 お馴染みの小さな三角屋根の記帳所にて登山届を済ませた後は、新緑で覆われた山
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2022年 05月 31日 19:24未分類

単独行〜羽後朝日岳・ミネザクラとの約束

三年前の事、大荒沢岳より猛烈な藪漕ぎの末に登頂を果たした羽後朝日岳。 あの日、山頂で迎えてくれたのは満開のミネザクラだった。 この感動的な出逢いに、いつの日にか又この場所で会える事を約束し、後ろ髪を引かれる思いでその場を後にした。 2022,05,29 部名垂沢沿いの林道は、前日の雨のせ
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2022年 05月 08日 06:40未分類

鹿角市〜五ノ宮岳・早春

2022,05,06 すれ違う車も無い県道22号線を鹿角市へと車を走らせる。 長いトンネルをくぐり抜け、ラジオの周波数をオートで合わせると、スピーカーからは、雑音混じりに地元ラジオ局の鹿角きりたんぽfmの放送が流れてくる。 鹿角市を訪れる際にはいつも楽しみにしているラジオの放送を聞きながら、長
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2022年 05月 06日 16:15未分類

秋田市〜岩谷山 筑紫森・無雪期

2022,05,02 旨い飯を食いたい! 冬季の山行では、寒さに耐えつつ必要に迫られた食事が主流だったが、そろそろポカポカとした春の日差しを浴びながら、新緑に染まる山々の景色を眺め、美味しい昼食を食べたい。 そんな思いから選んだ山は、秋田市河辺にある岩谷山と筑紫森だ。 ユフォーレの奥にあるバ
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2022年 04月 27日 11:49未分類

単独行〜和賀山塊 ヒネリ滝の眺望・残雪期

2022.04,25 雪解け間もない入角沢林道は、未だ整備されておらず、林道上には落石や倒木がほぼそのままの状態で放置されており、倒木を避けつつ、落石を素手で寄せながら車を走らせるが、進むほどに困難を極め、いよいよ白岩岳登山口より2.3km程手前で進行を断念した。 林道脇の空き地に車を停め、装備
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2022年 04月 07日 10:58未分類

単独行〜鳥海山・残雪期 外輪山縦走 2日目

2022,04,03 2日目、寒さでガタガタと震えながら時計を確認すると、4時半を少し回ったところだ。 気温は-8℃。 昨夜の強い風は大分治まっており、先ずはバーナーに火を入れ、朝食の準備をする。 途端に狭いイグルーの中の気温は0℃程まで上昇し、体の震えも収まった。 簡単な朝食を終え、食後
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2022年 04月 07日 07:37未分類

単独行〜鳥海山・残雪期 外輪山縦走1日目

2022,04,02 月明かりも無い横岡第二発電所近くの空き地には、風も無くサラサラと流れる鳥越川の音だけが響いている。 一泊二日分の食料と装備を詰め込んだ22kgのザックを背負い、スノーシューとトレッキングポールを装備し、1時、鳥越川に沿って続く林道に歩みを進めた。 予定では、1ヶ月程前にこ
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2022年 02月 17日 12:48未分類

単独行〜白神岳・厳冬期 縦走訓練

2022,02,11-12 白神山地へ足を運ぶのは、今年既に三度目となるが、今日も登山口駐車場より1.5km程手前からのスタートとなった。 林道脇に車を停め、6時26分、20kg程ある装備を身に付け、白神岳山頂を目指して駐車地を後にした。 今日の登山は、冬季縦走訓練の為、イグルー製作での1泊2
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2022年 01月 22日 05:39未分類

単独行〜白神山地・厳冬期

2022,01,15 元旦に引き続き、今日もまた白神岳へと足を運んだ。 先日と同じ登山口駐車場の1.5km程手前で積雪により行き止まりとなり、林道上に車を停め、車外へと出た。 夜明け前の真っ暗な空からは、パラパラと雪の粒が落ちてきては額のヘッドライトの明かりに照らされ、放物線を描きながら視界の
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2022年 01月 04日 06:42未分類

単独行〜白神山地 蟶山・2022年元日

2022,01,01 2022年、元日5時、まだ除雪がされていない国道101号に車を走らせる。 10〜15cm程度の雪が積もる暗闇の中に続く車道は、地吹雪で非常に視界が悪く、吹雪の中からは、時折右往左往している車が突然目の前に現れ、肝を冷やしつつ白神岳登山口へと向かう。 海沿いを北へと一時間程
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2021年 12月 12日 14:18未分類

単独行〜秋田駒ヶ岳・積雪期

2021,12,10 アルパこまくさの東側、標高700メートル地点では、肌を刺すような寒さの中、見上げれば満天の星がキラキラと輝いている。 どうやら今日は晴天の下での山行が期待できそうだ。 車内に戻り、真っ暗な外の景色を眺めながら暫く待機していると、やがてうっすらと明るくなった東の方角には、白
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2021年 11月 18日 09:58未分類

岩木山〜嶽温泉コース・初冬

2021,11,17 休日の今日は、雪山登山を待ちきれず、嶽温泉にある登山口へと向かった。 灰色の空からは時折ザーッ!という音と共に雨が落ち、山頂付近は雲で覆われ全く確認出来ないが、高気圧圏内の今日の天候は回復傾向だ。 今季初の雪山登山。 アイゼンにピッケル、二日分の食料に冬装備の登山靴とウ
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2021年 11月 14日 15:21未分類

五城目町〜森山・無雪期

2021,11,13 折角の休日だが、残念ながら近隣の標高の高い山々は生憎の悪天候が予想される為、以前より興味があった五城目町にある森山に向かうこととした。 標高は、325m。 雨に降られたとしても、問題なく下山出来そうな標高だろうと思われたのだが…。 見通しが悪い県道220号線を車で走り、
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2021年 11月 02日 20:48未分類

森吉山〜戸鳥内ーブナ帯ー中村コース・無雪期

2021,10,31 6時08分、林道の奥地にある中村コース登山口より1.5km程下った林道脇に車を停め、先ずは県道308号へと下った。 夜が明けたばかりの林道は風もなく、轍が続く静かな林道脇には美しく紅葉した木々が並んでいる。 暫く下り続けると、県道へと繋がるT字路があり、正面には紅葉真っ盛
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2021年 10月 24日 15:14未分類

単独行〜中ノ又沢 裏安の滝

2021,10,22 誰も居ない森吉山野生鳥獣センターの駐車場から見える景色には靄がかかり、朝の日差しも無く、ひんやりとした空気が辺りを包み込んでいる。 車内にて少し様子をうかがっていると、やがて視界は広がり、カラフルな紅葉の景色の先に見える山の斜面には、真っ白な雪を確認することができる。 時
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2021年 10月 11日 07:45未分類

白神山地〜白神岳・無雪期

2021,10,09 秋晴れに恵まれた今日は、夜勤明けの眠い目を擦りながら白神岳登山口(黒崎)駐車場へと向かった。 駐車場に到着すると、数十台の車が停められているが、皆既に山頂を目指して出発した後のようだ。 早速身仕度を整え、ゼリードリンクを飲み干し、駐車場を後にした。 舗装された緩い坂道を
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2021年 09月 27日 20:36未分類

鳥海山〜湯ノ台口・無雪期

2021,09,25 鳥海山湯ノ台口の駐車場には、次々と登山者の車が到着し、徐々に賑わいを増してきた。 山頂方向を見上げれば、ガスが濃く山の稜線は全く見えないが、高気圧圏内の今日は太陽高度が上がるに連れ天気も回復することだろう。 絶景を期待しつつ、5時50分、先ずは滝ノ小屋を目指し駐車場を後に
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2021年 09月 22日 19:08未分類

男鹿三山〜真山 本山 毛無山・無雪期

2021,09,20 真山神社の駐車場には人影も無く、静まり返っている。 身支度を整え5時45分、山門をくぐり抜け、その先へと続く階段を登った。 最近さっぱり出番が無くなった登山靴は、靴底が硬過ぎて今日の山行には不向きだが、鮮やかなアクアブルーとレモンイエローを纏ったお気に入りの登山靴を久しぶ
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2021年 09月 07日 05:38未分類

単独行〜裏岩手連峰 天狗岩・無雪期

2021,09,05 裏岩手連峰の縦走路を地形図にて辿ると、大深岳の南西側に一際目を引く地形が見受けられる。 等高線が丸く円を描き、岩を示す記号が記されたその場所には天狗岩と記されているが、山道は無く、ネット上には僅かな記録や画像以外情報は殆ど無い。 いったいどんな場所なのだろうか…?
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2021年 08月 20日 18:53未分類

八幡平〜蒸ノ湯コースー長沼コース・無雪期

2021,08,16 お盆休みの今日は、八幡平周辺の沢登りを予定していたが、諸事情により中止となった為、急遽予定を変更し、その足で八幡平山頂へと向かうこととした。 コースは、以前積雪期に歩いた蒸ノ湯コースを辿ることとしたが、果たして雪がない山道ではどんな景色に出会えるのだろうか。 蒸ノ湯ゲート
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2021年 08月 02日 18:25未分類

単独行〜太平山 奥岳・鬼子沢遡行

2021,07,31 林道脇の空地に車を停め車外に出ると、早速数十匹のアブ達の歓迎を受ける。 チクチクと刺されながら沢歩きの装備に身を固め、5時51分、駐車地を後にした。 人気の無い静かな林道に登攀具のチャラチャラという金属音を響かせながら暫く進むと、丸舞登山口に到着した。 登山口の標柱には
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2021年 07月 20日 15:10未分類

単独行〜夜明島渓谷 茶釜の滝・最上部へ

2021,07,18 静かな森の中には鳥の囀ずりと共に夜明島川のサラサラという心地好い音が聞こえている。 6時10分、一泊二日分(20kg)の装備を身に付け、夜明島林道終点より、一路「茶釜の滝」を目指して歩みを進めた。 少しすると、草むらの中に夜明島渓谷の案内板が立っており、道案図や所要時間と
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2021年 06月 28日 16:37未分類

単独行〜白神山地 櫛石山・無雪期

2021,06,26 6時15分、白神ライン脇の空き地に車を停め、車両止めゲートの脇より奥赤石川林道へと足を踏み入れた。 既に日は高く、見通しの良い森の中へと続く林道を、キーンという熊避けのベルを響かせながら軽快に進んだ。 真新しいタイヤの痕が続く林道脇には、フキやシダ植物が密集しており、周辺
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2021年 06月 08日 23:35未分類

単独行〜和賀山塊(西側)周回・無雪期

行程 白岩岳登山口〜白岩岳〜錫杖の森〜小杉山〜和賀岳〜小杉山〜薬師岳〜甘露水口〜真木林道〜みずほの里ロード〜入角沢林道〜白岩岳登山口 以上、一泊二日の周回 2021,06,05-06 4時22分、雨上がりの白岩岳登山口より、薄手の雨合羽に長靴を着用し入山した。 先ずは作業道と交差しつつ
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2021年 06月 01日 22:59未分類

単独行〜尾太岳・無雪期

2021,05,31 かつて金属鉱山として栄えた尾太鉱山は、閉山後の今も水処理が行われており、入山には届け出が必要。 坑廃水処理施設の制御室にて入山届けを済ませ、6時50分、施設内のシックナー脇の通路を通り、湯ノ沢川の脇を南へと進み、地形図を確認しつつ目当ての尾根を探していると、遊歩道の様なハッ
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2021年 05月 04日 23:00未分類

単独行〜真瀬岳・早春

2021,05,03 中ノ又林道を進むと、真瀬岳登山口の4.5km程手前でワイヤーが張られ、車両通行止めとなっていた為、仕方なく車を停め、ここから歩くこととした。 空にはどんよりとした雲が太陽の日差しを遮り、今にも雨が降りだしそうだ。 6時35分、レインウエアの上だけを着用し、登山口へと続く林
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2021年 04月 29日 20:25未分類

単独行〜白神山地 冷水岳・残雪期

2021,04,27 素波里湖脇のキャンプ場を通りすぎ、その先から始まる林道へと車を乗り入れる。 まだ少し薄暗い早朝の林道は、風もなく穏やかな雰囲気が漂い、悪路が続く林道脇には若葉が生い茂り、時折現れる山桜が目を楽しませてくれる。 車に揺られながら暫くして約12.7kmを走り終え、樺岱登山口へ
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2021年 04月 13日 19:14未分類

大館市〜鳳凰山・無雪期

2021,04,12 緑に包まれた山々を眺めつつ大館市の市街地を離れ、樹海ラインを西へと車を走らせる。 右手に現れたホテルの角を曲がり、雪解け水が流れる林道を南へと暫く進むと、左手にややくたびれた鳳凰山登山口と記された看板が現れ、車を停車させた。 太陽の光が眩しい穏やかな雰囲気が漂う登山口では
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2021年 03月 14日 19:04未分類

単独行〜蟻の戸渡(稲倉岳)・積雪期

2021,03,12 真っ暗な林道を進み続け、除雪の終わりとなる横岡第二発電所前に到着し、林道脇へと車を停めた。 3時20分、先ずは目の前に続く林道の2.2km先にある取水堰を目指して歩みを進めた。 静かな森の中には、スノーシューのサクサクという音以外は何も聞こえず、月明かりが無い今夜は、ヘル
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2021年 02月 08日 14:03未分類

単独行〜白神岳・厳冬期 ホワイトアウト

2021,02,07 前日までの春のような暖かさで、白神岳登山口(黒崎)に通じる林道も雪解けが進み、今日は、記帳所まで車を乗り入れることができた。 低気圧通過後の今日は、徐々に冬型の気圧配置へと移行し、山頂付近は厳冬期の悪天による厳しい山行が予想される。 3時50分、記帳を済ませ額のヘッドライ
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2021年 01月 24日 22:05未分類

単独行〜太平山 奥岳・厳冬期

2021,01,23 木曽石コースの登山道入口となる金山滝へ通じる車道は雪で閉ざされ、450m程手前からのスタートとなった。 午前2時、さらさらと流れる水の音を左手に聞きながら駐車地を後にし、額のヘッドライトの明かりを頼りに、先ずは登山道入口を目指した。 少しして登山道入口にある東屋に到着し、
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2021年 01月 13日 11:10未分類

単独行〜白神岳・厳冬期再び

2021,01,12 国道101号線を右折し、登山口へと続く林道へと上るが、元日より積雪を増した路上には轍もなく、先日の強風で折れた木の枝が散乱している。 車のボディーを叩く枝の音を気にしながらタイヤを空転させつつ上り続けるが、停止したら恐らく車は雪に埋まって動けなくなることだろう。 暫くして
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2021年 01月 02日 23:36未分類

単独行〜白神岳・2021年 元日

2021,01,01 真っ暗な日本海からの横風に煽られながら、行き交う車も殆ど無い国道101号線を北へと向かう。 国道脇の温度を知らせる電光掲示板には、-5℃と表示されており、道路は所々地吹雪となり、吹きだまりに乗り上げる度に大きく車が揺すられる。 暫くして黒崎地区から轍が無い林道へと右折し、
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2020年 12月 13日 22:06未分類

単独行〜八幡平・積雪期

2020,12,12 標高が上がる程に積雪が増す八幡平アスピーテラインに暫く車を走らせると、後生掛温泉入り口の少し先にあるバリケードにて通行止めとなった。 どうやら今日の出発地点はここのようだ。 しんしんと雪が降り積もる中、久しぶりの雪山装備を身に付け、7時10分、今季初めての雪山登頂を目指し
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2020年 11月 13日 15:30未分類

白神山地〜白神岳から十二湖 周回・初冬

2020,11,12 5時、まだ夜が明けない真っ暗な白神岳登山口の駐車場は風もなく、遠くからは海鳴りだけが聞こえている。 額のヘッドライトの明かりを頼りに駐車場で一人身支度をしていると、登山者だろうか…1台の車が入って来て車のライトに照らし出された案内板を眺めているようだ。 さて、職場の都合に
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2020年 10月 26日 14:54未分類

白神山地〜高倉森 周回・無雪期

2020,10,25 北海道の北東で発達した低気圧により、今日の白神山地の天気は、荒れることが予想されている。 秋田県から青森県へと山中を貫く真っ暗な県道317号を、一人車に乗り北へと向かうが、時折大きな木の枝や落石が路上を照らすライトの光に照らし出され、右へ左へと交わしながら一路アクアグリーン
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2020年 10月 19日 11:28未分類

単独行〜九階の滝・再会

2020,10,17 予定では6時30分に出発するはずだったが、森吉山野生鳥獣センター前の駐車場には今、冷たい雨が降り続いている。 車中にて雨が上がるのを暫く待ってはみるものの、一向に止む気配は無い。 更に暫くして、センターの入り口が開き、その場に居合わせた方々との雑談をしていたが、やはり止む
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2020年 10月 06日 14:06未分類

奥羽山脈〜栗駒山・無雪期

2020,10,04 須川湖畔の駐車場に到着し、まだがら空きの駐車場へと車を停め、早速登山への準備を始めると、静かだった駐車場も登山者らしき人々で賑わい始めた。 準備を済ませ7時20分にトイレ脇の通路へと進んだ。 湖を反時計回りに進み、その場に居合わせたキャンプを楽しむ方達との朝の挨拶を交わし
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2020年 09月 29日 15:16未分類

単独行〜九階の滝・フリーソロ 登攀

2020,09,28 空一面を灰色の雲が覆う森吉山野生鳥獣センターには人影もなく、鳥の囀ずりのみが聞こえている。 ザイルや登攀具、そして15kg程のザックを背中に、6時、一路九階の滝を目指し出発した。 森の中へと続く遊歩道を、登攀具が奏でるチャラチャラという派手な金属音を鳴らしながら進み、ふと
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2020年 08月 31日 13:27未分類

単独行〜鳥海山 鳥越川遡行・無雪期

2020,08,28-29 横岡第二発電所取水堰の脇を流れる鳥越川には、ゴーッという音と共に霧が立ち込めている。 今日の鳥海山麓の予報では、30℃を超える暑さが予想されており、これから時間の経過と共に厳しい山行が予想される。 持参した5リットルの水と二日分の装備を入れたザックを背負い5時10分
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2020年 08月 05日 15:31未分類

白神山地〜暗門滝

2020,08,04 7時30分、アクアグリーンビレッジANMONの駐車場には曇り空の下、人影も無く、静かな朝を迎えている。 待ち合わせをした時間にはまだ早いので、近くにある暗門川に架かる橋を渡り、川の脇の通路を進むと、右手にトイレ棟があり、更にその先の左手にはシャッターが閉められた受付らしい建
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2020年 07月 26日 16:44未分類

南八甲田〜櫛ヶ峯・無雪期

2020,07,24 静かな猿倉温泉周辺には、数人の登山者の姿があり、挨拶がてらに目的地を尋ねると、乗鞍岳へ向かうとの事。 「お気をつけて」と挨拶を交わした後、入山への準備を整え,5時30分、先程の登山者より30分遅れで入山した。 山道には進むほどに泥濘が次から次へと現れるが、事前情報により、
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2020年 07月 05日 11:10未分類

リハビリ登山〜岩木山

2020,07,03 朝の日の光を浴びる岩木山神社前の駐車場は、人影もまばらで清々しい空気に包まれている。 5時50分、登山装備に身を固め、見上げる程の大きな鳥居を潜り抜け、緩く長い上り坂が続く石畳の上を社殿へと進み、短い階段を上がると通路を塞ぐ様にして置かれた賽銭箱があったので、その前にて参拝
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2020年 06月 22日 13:35未分類

白神山地〜天狗岳・無雪期

2020,06,21 岩崎地区から続く白神ライン(県道28号)に東へと車を走らせる。 冬季間閉鎖されていたゲートを通りすぎ、少しすると林道は道幅を狭め、右へ左へと忙しなく方向を変えながら高度を上げて行く。 辺りは一面濃い緑に覆われており、数ヶ月前にこの道を歩いた時に見た真っ白な深い雪に覆われた
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2020年 06月 08日 13:06未分類

単独行〜白神山地 白滝(ひぐらしの滝)

2020,06,06-07 林道脇へ車を停めて外へ出ると、早速数十匹の虫に囲まれ、チクチクと肌を刺してくる。 5時30分、手早く沢登り用の装備を整え、津梅川沿いの林道を東へと歩みを進める。 今日は、入山届け時に東北森林管理局から引き受けた一日ボランティア巡視員も兼ねての山行だが、一年を通じて登
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2020年 05月 01日 08:47未分類

単独行〜和賀山塊 白岩岳・残雪期

2020,04,30 泥濘が続く入角沢脇の林道を車に揺られながら暫く進むと、やがて林道は行き止まりとなり、白岩岳登山口駐車場へとたどり着いた。 一般的な長靴にナップサック。 薄手のウインドブレーカーと、手には防寒テムレスといったあり合わせのような出で立ちで身支度を整え、早速山道を示す標柱脇から
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2020年 04月 15日 23:18未分類

単独行〜白神山地縦走・残雪期(エピローグ)

2020,04,12 登山届記帳所から舗装された緩やかな下り坂を暫く下ると、白神岳登山口駐車場脇にある休憩所が見えてきた。 駐車場には車両や人陰は無く、辺りは静まり返っている。 休憩所前の階段を上り、沢山の貼り紙がされた引き戸を開け掃除が行き届いた建物の中へと入ると、二日前にデポした靴がポツン
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2020年 04月 15日 18:48未分類

単独行〜白神山地縦走・残雪期(二日目)

2020.04,12 日が変わる頃には風は更に勢いを増し、ゴーッ!ドーンッ!という音と共にツェルトを繰り返し激しく揺さぶり、時折横になっている体をひっくり返されそうになる為、その度に体を突っ張り堪えなければならない。 更に雹が混じり始めると、辺りには雷鳴が響き渡り、鋭い光が上からではなく横から差
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2020年 04月 13日 23:50未分類

単独行〜白神山地縦走・残雪期(一日目)

概要 ・白神ライン岩崎ゲート前 ・太夫峰 ・直角峰 ・吉ヶ峰 ・静御殿 ・向白神岳 ・玄関岳 ・白神岳 ・白神岳黒崎登山口 ・五能線白神岳登山口駅 ・五能線陸奥岩崎駅 ・白神ライン岩崎ゲート前 五能線以外は上記のポイントを通る徒歩での一泊二日の行程。 累計高度 約24
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2020年 03月 15日 15:07未分類

単独行〜ジャンダルム(稲倉岳)・積雪期

2020,03,14 象潟町横岡地区から、カーナビの案内を頼りに目的の登山口を目指し、荒れた林道を暫く進むと、積雪は進む程に増し、やがて車は雪の上に乗り上げ、タイヤがスリップして走行不能となった。 車から降りてみると、目の前に見えるサラサラと水が流れる水路の先には、林道から左手に登山道らしき道が
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2020年 02月 16日 13:18未分類

単独行〜南八甲田 櫛ヶ峯・積雪期

2020,02,15 まだ夜が明けきらない沖揚平集落に到着。 早速登山装備に身を固め、道路脇の2メートル程の高さの雪壁の上にスノーシューとトレッキングポールを放り投げ、雪壁をよじ登り、今回新調したスノーシューの歩き心地を確かめながら横岳山頂へと繋がる尾根を目指し平坦な林の中を南東へと歩みを進める
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2020年 01月 19日 16:09未分類

八甲田山〜大岳・積雪期

2020,01,18 酸ヶ湯温泉の駐車場からは、これから目指す真っ白に雪化粧をして朝日を浴びる大岳が美しい姿を見せている。 積雪期の八甲田は初めてだが、登山口からは、先行者のトレースがハッキリと続いており、取り敢えずトレースを辿ることとした。 よく見ると、どうやら今日は3番手だろうか? 朝日
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2020年 01月 16日 18:07未分類

単独行〜向白神岳・無雪期 エピローグ

2019,10,24-25 穏やかな風が吹き抜ける静かな山頂から眺める西の空には、ハヤブサだろうか…水色の空を背景にほぼ垂直に降下する黒い鳥の姿が見える。 世の中から隔離されたかのような美しくも穏やかなこの場所に今暫くとどまりたい気持ちもやまやまだが、秋も深まりをみせる山の夕暮れは早く、後ろ髪を
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2020年 01月 02日 10:17未分類

単独行〜白神岳・元日

2020,01,01 令和2年元日の白神山地周辺は、寒冷前線通過直後の間隔の狭い等圧線が北西から南東方向に走り、目の前の日本海から直接吹き付ける風は20m/s以上が予想され、上空約1500mには-15℃の等温線が横たわっており、森林限界を超えた山頂付近の稜線上では、厳冬期の厳しい環境が待ち構えてい
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2019年 12月 12日 07:28未分類

単独行〜稲倉岳・無雪期 挑戦

2019,09,14 鳥海山の外輪山の一部として御浜小屋から見えるその雄姿は美しく、北へと続くあの稜線の先にある山頂から自分だけの景色を眺めてみたい…そんな思いを遂に実現させる時がやってきた。 9月14日5時、ザイルや登攀具で重量を増した20kg程のザックを背負い、夜が明けたばかりの山道を象潟口
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2019年 11月 24日 08:27未分類

最強のガイドさん現れる〜太平山縦走路

2019,11,23 真っ暗な林道を車で登り詰め、誰も居ない太平山(秋田県)二手ノ又登山口の駐車場へと駐車した。 静まり返った夜空には、沢山の星が輝き、東の空には月が昇っている。 暫くすると夜が明け、「もっとも気軽に登れる初心者コース」と謳われている二手ノ又登山口から入山するが、泥に近い土を落
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2019年 11月 20日 17:47未分類

暖かい場所〜太平山

2019,11,18 まだ夜が明けない山中の真っ暗な駐車場には他に車は無く、近くを流れる沢の音だけが響いている。 暫くすると明るくなり、早速身支度を整え、太平山金山滝口(秋田県)から沢を渡り、紅葉した落ち葉が浮かぶ滝の流れを眺めつつ比較的急な勾配が続く登山道へと歩みを進める。 11月もあと半分
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2019年 11月 17日 22:23未分類

私の映えない山行スタイル

目の前には進むべき登山道はなく、過去の岳人達の登山記録も殆ど存在しない。 山奥深くの目的地を目指し、人知れず沢を遡り、大小様々な滝を越え、先の見えない猛烈な藪を漕ぎ、ザイルで谷間に急降下。 熊の足跡が残るぬかるむ湿地帯を進み、灌木が張り付いた急な岩場を四肢をフルに使い、草の根や灌木の枝を頼り
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2019年 11月 11日 17:51未分類

初冬の避難小屋にて〜白神岳

2019,11,10 山頂付近のトイレを過ぎると、間も無くして新しくなった避難小屋との初めての対面を果たした。 3階建ての避難小屋は、濃いめの茶色で統一されたログハウス風の外観で、飾り気のないこぢんまりとしたその姿は、雪化粧をした美しい山々を背景にした今日の山頂付近の風景によく映え、メルヘンチッ
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2019年 10月 26日 23:48未分類

単独行〜向白神岳・無雪期

2019,10,24-25 車のライトの明かりを頼りに、真っ暗な林道を凸凹道に揺られながら走り続けると、藪を刈り払っただけの車が二台停められる広さしかない駐車場が現れ、そこに車を停め、暫く仮眠をとりながら夜が明けるのを待つ。 暫くすると夜が明け始め、更に少しすると辺りは秋の山特有の色彩豊かな景色
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2019年 10月 20日 15:44未分類

単独行〜太平山地最高峰(秋田県)白子森・無雪期

2018,11,11 山深い集落を抜け、真っ暗な林道を愛車のライトの光を頼りに4km程走ると阿仁比立内にある「からみないキャンプ場」に到着した。 明かり一つ無い真っ暗な駐車場には、近くを流れる沢の音だけが響いており、生き物の気配は全く感じられない。 暫く車内で仮眠をとっていると、辺りは少し明る
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2019年 10月 19日 21:33未分類

単独行〜向白神岳・積雪期

2019,03,08 暗い山中をヘッドライトが照らす明かりを頼りに歩き続け、白神岳山頂手前にある避難小屋に到着。 カチカチに凍りついた誰も居ない避難小屋脇で、凍るような冷たい風を避けながら一息つくが、既に夜が明けた山頂付近は吹雪の為、生憎5メートル程の視界しかなく、辺りは真っ白で何も見えない。
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2019年 10月 18日 13:14未分類

単独行〜稲倉岳・無雪期 プロローグ

2019,07,14 まだ夜が明けきらない鉾立にある展望所からは、紅に染まった空の下、稲倉岳の黒い陰影が浮かんでいるのが見える。 少しすると、夜明けの光は徐々に強さを増し、稲倉岳山頂から御浜小屋方面へと繋がる稜線にはハッキリとした深いU字型の窪みが見てとれる。 よく見ると、窪みへの南側からの落
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2019年 10月 16日 11:06未分類

単独行〜羽後朝日岳・無雪期

2019,06,01 時折雨が降る中、人気のない山道を歩き続け、大荒沢岳山頂に到着。 羽後朝日岳が見えるはずの方向を眺めるが、残念ながらガスが濃く全くその姿を確認することができず、目の前には、来る者を拒むかの様に濃い藪が立ち塞がっている。 意を決して藪に突入し、先ずはコルを目指して尾根沿いに降
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2019年 10月 13日 15:20未分類

単独行〜東山(上東山-下東山)・無雪期

2019,06,23 軽自動車がやっと通れるような道幅のぬかるんだ坂道が続く林道は、LSDを装備した4駆のタイヤを空回りさせ、道の脇に生える草木は容赦なく車の両サイドを擦り、ギギーッと嫌な音を発している。 東成瀬村を通る国道342号線天江地区の入り口から林道に入り、2km程車を走らせると、そこに
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2019年 10月 11日 21:04未分類

単独行〜大深沢のナイアガラの滝

2019,08,22 八幡平樹海ラインの小さな橋が架かる沢の脇に車を停め、手早く沢登りの装備に身を固めるが、誰もいない静かなこの周辺は生憎霧に包まれ、時折雨がザァーッと音をたてて降ってくる。 沢登りに雨は大敵だが、今日の天気図を確認すると、この先荒れることは無いと判断し、早速目の前の沢に入渓する
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2019年 10月 10日 13:07未分類

単独行〜稲倉岳・無雪期 エピローグ

2019,09,15 二日間の単独行を終え、膝丈ほどの草が覆う一般登山道への斜面をゆっくりと登り続ける。 左頬には、やや遅い時間の朝日が当たり、チクチクとした不快感を覚えるが、今回の目的地に首尾よく到達を果たした今となっては、当初20kg程あった肩に食い込むザックのショルダー部の痛みと共に、あま
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